今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和七年 風鎮大祭 宮司挨拶
                             令和七年七月六日

先ず以て 聖寿の万歳を 寿ぎ奉り ご皇室の弥栄と 国家の隆昌 そして 地球の安泰と惟神大宇宙の平和を お祈り申し上げます。 本日ここに 2115回 風鎮大祭にあたり ご来賓各位をお迎えし地元氏子の皆様方 全国崇敬者の皆様方 多数の皆様方ご参列の元 厳粛且つ盛大裡のうちに 祭典斎行出来得ました事は 大神様のご加護は元より 皆様方の厚き敬神の念によるものと深く感謝申し上げます。
 さて 自然界には 目に見える動きのある働きと目に見えない静かな働きがあるのをご存じでしょうか? 太陽の輝きは 地上の生命を育み 雨は大地に潤いをもたらしてくれます。一方 月の満ち欠けは 生命の生死を促し 風は生命の成育に力を致します。このように人は 目に見える見えないに拘わらず 自然との共生という形の中で 自然の恩恵を頂いて生きており その働きの中に 神さまを感じ 昔から伝わる やまと心を大切に抱きながら 日本人が歩むべき道が神道であり本日の風鎮大祭も大昔から その恩恵に対する感謝と天下泰平の祈りをひたすら捧げ続けて参りました。
 天下泰平をやまと言葉で解釈致しますと 天下の天は 「アマ」と読み アマの「ア」は大宇宙を指しアマの「マ」は時空間を指します。つまり 天下泰平とは 地球を含めた大宇宙の安定を願う言葉なのです。
 ではなぜ天下泰平なのか?自国ファーストであれば 日本の国だけが安泰であればいいじゃないかと思いがちですが ご祭神 龍田の風の神さまは 気の流れを司る神さまでございます。 風は天下のどこにでも いつでも 誰にでも 平等に吹いて 気の流れの均衡を促してくださいます。 
 全国には八万社の神社がご鎮座ではありますが 気の流れの安泰を祈れるのは ここ龍田だけなのです。地球温暖化・異常気象・天変地異等々この先 様々な事象が我々を取り巻くことが予想される中 自分さえよければという気宇ではなく 森羅万象全てに対して 心を添わせ 何事も無い平凡な日常こそが どれほどありがたいかという丹誠なるご日常をお過ごし頂きながら 天下泰平の祈り合わせに お心寄せたまわりますようお願い申し上げますとともに  広大無辺の龍田の大神さまのご加護の元 愈々お健やかにお過ごしくださいます様 心から お祈り申し上げ 粗辞ながら本日ご参列頂きましたお礼のご挨拶と致します。

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