今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

令和2年10月の講和 『お 蔭 様』

 夕べのお清めの雨により 爽やかな今朝を迎えさせて頂きました。
 昨年4月より1年半の歳月をかけ 取り進めて参りました 神楽殿大修復工事も 大神さまのご加護の元 誠に大勢の皆様方の お心寄せ お力添えを賜り お蔭様で 今月8日 竣工の運びとなりました。ここに 心から 深く感謝申し上げます。
 さて この お蔭という言葉は 元来 善悪にかかわらず 人や物事がもたらす結果影響を表し 大和言葉では 大いなる 神の 気配 と解釈ができます。つまり 目の前の全ての事象は 神さまの御計らいであると 太古の人々は感じて参られました。
 「コロナのせいで」 を「コロナのお蔭で」と表現するだけで 随分聞こえが異なります。
 コロナのお蔭でと申すだけで 今まで気づけなかったことにも 気づけるような気が致します。
 皆様方には 今月も龍田の大神さまのご加護の元 どうか お元気に お蔭様の日々をお過ごしくださいます様 お祈り申し上げます。

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