今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成30年2月 『閃(ひらめ)きとは』

真っ白い お清めの雪が降る中 皆様方には 早朝よりようこそご参拝賜りました。
只今 祝詞でも申し上げました通り 今月は冬と春とを分ける節分がございます。年間を通じて日本には 季節ごとにお祭りや様々な行事がございます。これは 先人が その時々に 神さまから感じながら頂いた事を お祭りや行事として形に表してきたのです。
1つには 神さまから頂く言葉は 魂で受け取り それを人に伝えるのですが これを 閃きとも申します。辞書では すぐれた直感との解釈があります。 
大和言葉では 『ひらめき』の「ひ」は 霊・魂を意味し 「ら」は活動 「め」は恵・芽 「き」は極めると解釈でき 「ひらめき」とは その人の魂が神さまからの恵として瞬間に感じ取り 極まったことを その人に伝えるという意味なのです。つまり 人には それぞれ魂があり その魂が その人に伝えてくれるのです。
自分に 好都合な閃きは 即行動に移せるのですが 不都合な閃きは 言い訳をしたり そのまま流し去ったりしがちです。ただ 閃きは自分にとって 不都合な事が多いように感じます。しかし それを 不都合と思わずに 素直に受け取り 即 形 行動に表すことにより その気の流れが前向きに 良い状態に進んで参ります(進気)。
間もなく立春。暦の上では 新しい1年が始まります。皆様方には 平成30年
『閃き』ということを 大切に お過ごし頂きますよう 念じ居ります。

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