今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成30年12月 『嫌な時こそ』

 自然力の偉大さ 怖さを思い知らされた今年 お陰様で当社では 大過なく 只今今年最後の お朔日の月次祭を無事に修められましたことは 感謝の一語に尽きる次第であります。
 4年前からの風の言霊。一つの道を真っ直ぐに「一途」 その足取りは確実に踏みしめて「一歩」 その一歩一歩は常に真心こめて「一心」 そして今年は以上のことを胸に刻んで 周りの方々にも心を添わせ「一和」。一つの大きな流れの中で 神さまから頂戴したお言葉を 皆様方にお伝えして参りました。そして 来年は 愈々 御代替わりの年。 日本の心 つまり勾玉の精神 即ち 心深くいつくしみ 思いやるという意味の「仁慈」という言葉を言霊としてすでに神さまから 頂いております。
 人生には嫌な事(悲しい・辛い・苦しい・悔しい)がつきものです。しかし この世の出来事は すべてこの世で解決できるしくみになっております。要するに いかにして解決に導くかその手法を 神仏は ご覧になっておられます。
辛苦を 祝詞では 「たしなみ」と読みます。辛苦の時こそ 風の神さまを素直に感じ 嫌と感じる部分をそのお力で お祓い頂きますと 目の前の嫌な事の核が見えてまいります。核が判れば あとは解決の方法を導き出せばよいのです。
 皆様方には いついかなる時も 風の神さまを 素直にお感じ頂き 明年も 清々しく 心豊かな1年を お元気にお過ごしくださいます様 お祈り申し上げます。

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