今月の講話(毎月1日 月次祭後の宮司講話です)

平成30年9月 『用心とは』

 立春より数えて本日は 二百十日。先人が 後世のためにと心を尽くして残してくださった 生きる智恵であります。
 こうした生きる知恵が 日本には沢山ございます。しかし 単なる昔のことと 安易に流してしまうことは 真にもったいないことでございます。これらの智恵は 先人が永い歴史の中で 命を守り 育み 大難を小難に 小難を無難へと転じさせるものが多いのです。
 今年は 例年になく自然災害が多発しております。用心を要するのであります。用心とは 心を用いると書きます。つまり 先人が伝えてくださった智恵 即ち 心を用い 現代の生活様式と融合させながら 命を守り 育むことが 肝要かと存じます。
 皆様方には 龍田の大神さまのご加護の元 怖れあなどらず ご用心の上 今月もお元気に お過ごしください。

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